ここ何年もの間、ブログや記事代行などでWebライターの仕事は注目され続けていました。
コロナ禍で一層「自宅でできる仕事」が注目されている今、Webライターを目指す方は多いのではないでしょうか。
人気が出ている一方で、
「やめとけ」
「絶対に稼げない」
などと言われているのも事実です。
実際、Webライターを本業としている私が思うダメと言われる理由やそれでもWebライターをおすすめする理由を今回はお伝えします。
なぜ?Webライターが「やめとけ」と言われる理由
自宅で気軽にできる副業として人気のWebライターを「やめとけ」と言うには、それなりの理由があります。
特にSNSで「○ヶ月で○万円達成!」など、魅力的な言葉が書かれているのをみてWebライターを目指そうと思っている人はデメリットをまず理解しておかなければ、後々「やめときゃよかった…」と後悔するでしょう。
自由な働き方だからこそ、自分がしっかりしていなければ難しい仕事でもあるので、やめとけと言われる理由をまずはよく把握しておくことが大事です。
最初はほぼ稼げない
儲からないんじゃ意味ないのでは!
と思いますよね。
本当そうなんですけど、でも、実際最初の数ヶ月〜1年は稼げない人がほとんどなんです。
中には3ヶ月くらいでしっかりと実績を残す方もいますが、ほんの一握りですよ…。
多くの方が「まずは月5万を目指す」と頑張っているように、最初から10万20万と稼ぐ方はほとんどいません。
私自身も、最初の月は3万円くらいだったかな?
フリーとして働く前のクラウドソーシングサイトでの収入でしたが、自分では一生懸命頑張ったつもりでも、全然稼げませんでした。
なぜか?
慣れないうちは時間の使い方が難しいから、なんです。
執筆に慣れていないとリサーチや記事を書く流れ、書きたいことなどをまとめるなど記事を書く上で大事な部分の時間の使い方をわかっていません。
そのため、1記事書くのに膨大な時間を要し、ちっとも稼げないのです。
文字単価の低さが異常
クラウドソーシングサイトなどを見てくれるとわかりますが、多くの案件が「1文字0.1円」「1文字0.2円」などで募集をかけています。
1文字1円以上の場合、経験者が優遇される、未経験者不可などが多いのでそもそも応募ができない…というケースも見受けられます。
記事執筆は文字単価が命となるので、ある程度安い単価でも自分の実績作りのために仕事を行い、徐々に単価をアップしていくことは可能です。
中には「初心者OK」で高単価の案件もありますし、ココナラなど自分を売りこむタイプのサイトであれば、自分で単価交渉ができるので、おすすめです。
最初のうちは、稼げない&低単価ということはWebライターを目座す上で理解しておきたい部分といえます。
ただ、しっかりと実績を積んでいくことで単価も上がっていきますし、長く同じクライアント様とお仕事ができれば状況も変わっていきます。
聞いてた内容と違う?詐欺案件
たまーにあります。
データ入力作業!超簡単でスマホでできる!
この内容、大体ECサイトの商品登録なんですけど、まー大変ですよ。
コツコツ作業が好きって人でも骨が折れる作業な上に、稼げない。
そのほか、こんな感じの詐欺案件が多数あります。
・普通なら20万はくだらない講座の内容をフィードバックで受けられる!
・テストライティング後、文字単価3円!不採用の場合は無報酬。
・0.1円スタート!最高2円!
大体、この内容だと詐欺です。
まず、講座の内容をフィードバックで伝えているから、という理由で文字単価が激安な場合がほとんどだと思いましょう。
また、テストライティング後の文字単価は○円ってのは大抵「不採用」です。
なぜなら、不採用にすることで無報酬で記事を納品してもらえるから。
私はこの方法を利用しているクライアント様で、継続採用をしている方を見たことがありません。
中にはいるのかもしれないですが、かなりの低い確率だと思いましょう。
クラウドワークスなど大手クラウドソーシングサイトの場合、案件の数が多くて詐欺案件に引っかかりにくいためおすすめです。
選択肢が少ないと、それだけ詐欺にも引っかかりやすいので注意しましょう。
自分でスケジュールを管理しなくちゃいけない
私、昔結構苦手でした。
仕事が重なった時に「納品までのそれぞれのスケジュール」について、考えることがとても難しく、思ったよりも納品に時間がかかってしまうケースも多いのです。
毎回同じボリュームの仕事を同じ時間で執筆できるのであれば、安定して納品できますし、自分の仕事量の計算もできます。
しかし、当然そんなことはなくて記事の内容によってはリサーチの時間も執筆の時間も違うのです。
そのため、どの記事にどの程度の時間がかかり、納品までのスケジュールを考えるといつから書き始めべきか?についてを考えなくてはいけません。
このような作業は、慣れていないと非常に難しく、考えているだけでも時間がかかってしまうので、無理ならやめとけという声が多いのです。
自分の能力と依頼に相違がある
例えば、自分は恋愛系の記事しか書いた経験がないのに、いきなり専門性が必要な記事を執筆することはできません。
Webライターを始めたばかりの人は、単価の高さだけで案件を選びがちなので、自分の能力と依頼内容に相違がないかをまずはしっかりと理解してください。
相違した状態で無理して仕事を引き受けても、良い記事を書くことはできませんし、納品してもクライアントからの修正を受ける可能性も高いです。
Webライターになれない!向いていない人の5つの特徴
Webライターは、自由度が高く魅力的な仕事です。
しかし、性格や感覚的に「やめとけ」「向いてない」という人もいるので、特徴を理解していきましょう。
すぐに稼ぎたい
手っ取り早く収入を得たい!という人は、Webライターだけではなくて、どのような副業も向いていません。
しっかりと安定して稼ぐためには、それなりに時間は必要です。
いきなり収入を得ようとしても、うまくいくことはないでしょう。
努力の上に実績はついてくるので、きちんと時間をかけなくはいけないといえます。
そのため、すぐに稼ぎたいという人は副業自体に向いていないです。
スケジュール管理ができない
やめとけという理由の1つでもあるスケジュール管理は、Webライターとして記事を書く上で絶対に必要なポイントだといえます。
きちんと納期を守ることは当然であり、クライアント様は納期を厳守するライターに継続して依頼をしたいと思うのです。
中には、記事の品質次第と言ってくれる方もいますが、ほとんどは納期を守るライターを大事にします。
スケジュール管理は、自分の考え次第で変わってきますが、変える気もなくスケジュール管理は無理と思う人はWebライターに向いていません。
作業効率を考えられない
どんな物事にも効率はとても大事です。
Webライターの場合、可能な限り作業効率というものを意識していかなければ思うように稼ぐことはできません。
作業効率をあげると、書ける本数が増えて、記事の質を高めることができます。
副業で働くだけではなく、将来的にWebライター1本で生活しようと思うのであれば、効率化は必須です。
しかし、作業効率を上げられない人やそもそも考えることができない人は、いつまでも同じように時間がかかってしまうので思うように記事執筆がすすみません。
学ぶ姿勢がない
Webライターとして高い品質の記事を書く場合、SEOを意識することは必須です。
クライアントから依頼される場合も「SEO知識がある人」というのは、高い単価を得るためには必要不可欠な部分だといえます。
Google検索の上位に表示されなければ、どれだけ記事を書いたとしても結果を残すことはできません。
さらに、GoogleはSEO対策を常に変化させているので、変化に合わせた記事の書き方をしなくてはいけないのです。
そのため、学ぶ姿勢のある人じゃなければ、Webライターとしての成功は難しいといえます。
単純に文章を書くのがダルい
そもそも論ですが、文章を書くことに苦手意識がある人は向いていません。
好きを仕事にするからこそ、フリーランスとして働く楽しさを得られるからです。
文章書くのがダルと感じる人は、Webライターではなく別の仕事を見つけましょう。
Webライターは大変だけど魅力的な仕事!
Webライターは、向いていない人にとっては地獄のような仕事かもしれません。
(言いすぎた…)
ですが、時間や場所に縛られず、しっかりと納期を守ってクライアントの信頼を得ることができればこんなに自由で素晴らしい仕事はほかにないです。
実際、私は企業勤めに疲れ果ててWebライターになりましたが、本当にこの仕事に出会えてよかったと思っています。
当然努力は必要ですが、どんな仕事でも学びや成長は必要になるので、同じことです。
自分がどんな働き方をしたいのか、何を目指しているのか、何を大事にしているのかによって、Webライターを目指すかどうかを決めてください。
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