ライターとして頑張っている経歴の長さ関係なく、一緒にお仕事をするクライアント様とはしっかりと信頼関係を築きたいと思うのは当然のことです。
しかし、さまざまなクラウドソーシングサイトを利用した経験から思うことは、たくさんの素敵なクライアント様がいる中で『ライターの足元を見てくるクライアント』も一定数存在します。
せっかく仕事をするのに、圧倒的な上下関係・主従関係のような間柄になるとライターとして良い仕事はできません。
今回は、ライター初心者だけではなくWebライターとして頑張る皆さん(私も含む)が足元を見られて損した仕事をしないよう気をつけたいクライアントの傾向や足元を見られないためにできることをお伝えします。
足元を見るクライアントの特徴
ネガティブな気持ちを持ちたくない、というのはわかりますが、自分だけが誠実に仕事をしていても、しっかりとお金を稼ぐことはできないです。
クライアントとの関係がwin-winでなければ、楽しく稼げません。
そもそもWebライターは企業勤めとは違い、自分の力で稼げる魅力的な仕事といえます。
出会うクライアントによって、仕事の量や収入が大きく違ってくるので、ライターの足元を見るクライアントとは仕事をしないことが良いのです。
ここでは、どういうクライアントがライターの足元を見てくるのかみていきましょう。
募集要項と違う文字単価を提示してくる
私が実際にあった「え?」と思うクライアントの対応で一番多いのは、お仕事募集の文字単価と実際に提示してくる文字単価が違うケースです。
ココナラでお仕事を募集しているクライアントが、最もこういう対応をしてきます。(絶対ではありません)
私が経験した内容でお伝えすると、まずお仕事募集では「文字単価1.5円」となっていました。
このお仕事を目にした時、私の経験年数は3年を超えており、初心者・未経験の分類とは違います。
応募してみると、5日後くらいにクライアントからこのような連絡がきたのです。
応募ありがとうございました!1文字0.5円で出品してますけど、今回もその文字単価でいいですか?0.5円ならお仕事して欲しいです。
うん。
気持ちはわかる。わかるよ、ええ、確かに私1文字0.5円で出品してた。
でもさ。
じゃあなんで1.5円で募集してた?出品してる文字単価関係なくない?あなたの予算は1.5円だったのに、こちらの出品関係あるの??
ココナラでお仕事募集している方のほとんどは、自身が募集時に提示した金額で対応してくれます。
もちろん、こちらも誠心誠意記事を書きます。
しかし中には、こちらの出品金額を見て「この金額で売ってるんだから、それでいいじゃん」と考える方もいるのです。
間違ってないかもしれないですが、応募した側としては「1.5円だったから応募した」という気持ちも隅っこにあります。
そういう思いに考慮して貰えなかったな、という残念な気持ちでした。
単価が高いんだからマニュアル・レギュレーション関係なく修正してと言われる
今度は逆に文字単価・記事単価が高いクライアントでたまに見かける言動です。
実際に体験した中でいうと、こちらはマニュアルやレギュレーション通りに記事を作成し、納品しました。
しかし、クライアントからは以下のような修正依頼がきたのです。
Canvaで画像作って。あと表も○個挿入して。見出しも足りない。
全部マニュアルにもレギュレーションにもない話だったので、こちらは「なぜ最初からそういった内容で伝えてもらえなかったのか」という点を聞きました。
すると、以下の回答。
こちらは○円という高単価でお仕事を提供してあげているんです。なので、当方の修正依頼は絶対です。
独裁国家??
まさかの「あなたには意見を言う資格はない」と言わんばかりの対応。
この反応には白目剥きました。
お仕事なので、ちゃんと仕上げて納品しましたが、このような高圧的なクライアントとはお仕事はやっぱりしたくないですよね。
クライアントに足元を見られないためにできること
「せっかくお仕事をくれているのだから多少は我慢した方がいいかな?」
「慣れてないだけ」
などなど、自分が我慢すれば全てOKという感覚はとても危険です。
特にライターは1つでも言うなりなってしまえば、どんどんクライアントは仕事を任せようとしてきます。
かといって、仕事が増える(工程が増える)として単価が上がるのか?と言えば、それはNOです。
だからこそ、自己防衛がとても大事になります。
はっきりとNOというのは悪いことではない
ココナラで「出品が0.5円だから〜」と言われた時、私ははっきりとこう言いました。
募集要項と違う内容では受けられません。
まあ、無視されたんですが、募集要項と違うためこちらがお断りをしても「なんだと!」という反応が返ってくることはありません。
基本的にできないこと、抵抗感があることについては、はっきりと「できない」「いやだ」「NO」と言うことが大事です。
言いにくい気持ちは分かりますが、足元を見てくるクライアントは大抵初回の取引もしくは2回目でわかります。
早い段階から対応に「???」という点が出てくるので、あなたの痛手にはならないでしょう。
逆に長く付き合えるクライアントの場合、あなたの足元を見てくることはありません。
代替案を提案する
全てにおいて、断ってしまえばOKというわけではないです。
相手に失礼にならないように、できないことはできないと伝え、代わりにこういうことならできるという案を提示するのも1つの方法といえます。
例えば、あまりにも多くのいわれのない修正を受けた場合「マニュアルにないことなので、今の単価ではお引き受けできません」と伝えることです。
また、単価を低く言われた場合は「〇〇の範囲でならお受けします」と言うなど、自分だけが不利にならないよう話を進めてください。
それでも押し進めてくる、怒り出す、嫌な言い方をするクライアントはいるので、その場合ははっきりと断ってしまいましょう。
悪いクライアントばかりじゃないが自分を守る感覚は保とう
嫌なお話になってしまいましたが、実際私も経験しているので足元を見てくるクライアントは少なからず存在しています。
自分だけが嫌な思いをする、我慢して無理して仕事をするなどは、精神的に良くありません。
ライターの大きな魅力である、自由さとストレスが少ないという点がほぼ生かされなくなるので、嫌なクライアントとはあまり付き合わないようにしましょう。
時にははっきり自分の思いをぶつけてみるのも、良いクライアントと出会うためには必要です。
多くのクライアントは優しく、配慮をしてくれる方ばかりなので無理なく嫌な思いを避けられるのであれば、自己防衛をしてくださいね。
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