生きている上で、仕事をするというのはとても重要なものです。
お金を稼ぐことができなければ、好きな洋服も買えないし、好きなアーティストのライブも行けない。
友達と遊べないし、たまの美味しい食事も楽しめない。
働いて休みがあると、メリハリのある毎日がすごせます。
だけど世の中には「やりがい」という言葉が存在し、「やりがい搾取」という言葉も存在しているのです。
今回は、よく考えてみたい仕事についてとライターと企業勤めの違いをお伝えしていきます。
仕事ってなんだろう?
ここ数日【炎上】になっているtweetがあります。
見かけたことがある人も多いかもしれませんね。
コンサルティング会社の人事担当の方がtweetした内容です。
最初読んだ時「新卒を採用する時」の考えなのかと思ったので、「新卒なら、まあフレッシュな人材として会社への興味とかやりがいを求める感覚を求めているのかな…」と思いました。
でもよくよく見ると「新卒採用担当者」を選考なさっているようなので、中途採用ってことか、と。
なら、話は違ってきます。
新卒の場合は、
- 年齢が若い
- 社会人経験がない
ということから、待遇や給与にこだわる前にもっと他に意識を向けることもあるでしょう。
例えば、憧れていた会社への熱意とかやりがいを感じられそうだとか、あとは「この会社に入ってこういう人になってみたい」とかですかね。
一方、中途入社の人は基本的に別の会社で経験を積んだ人が応募してきます。
- 年収の底上げをしたい
- 家庭を持ったのでもう少し待遇をよくしたい
- 自分の時間も大切にしながらやりがいを見つけたい
こういう気持ちを持つ人も多いのではないでしょうか。
tweet内容を見ると、どうしても
- シングルマザー
- 既婚者
などは最初っから除外される感じがします。
そんな意図はなかった、と言われても多くの人が思っているように、
給与・待遇以外にこだわるところってどこ?
会社の魅力なんて働かないとわからないし、働いて後悔したら責任取ってくれるの?
給料や待遇が良ければどこでもいいんでしょ?なら弊社には来ないでください、という気持ちで言っているのかもしれません。
正直な話をしましょう。
そうです!御社じゃなくたっていいんです!
当該のtweetをなされた人事の方は理解しているか分かりませんが「御社に入社するのが長年の目標でした!」「御社のビジョンに共感し一緒に高みを目指したいと思いますで候!」という人は、ほぼ皆無です。
何事も0%も100%もない、と考えているので「ほぼ」と言っていますが、限りなく0に近い「ほぼ」です。
もちろん、本当に働きたい会社で働いている人もいますし、やりがいを感じて「死ぬまでここで働きたい」って思っている人もいます。
だけど、忘れてはいけません。
企業に勤めていて、キラキラ目から輝きが満ち溢れている人のほぼ全員が、
自分の時間を取れて、生活が可能な給与があり、将来が安定している
のです。
しっかり給料をもらえて、休めて、将来クビになる心配もメンタルやられる心配もないのなら、みんな会社で輝く人材となるでしょう。
「この会社のために人生捧げたい!」と思うかもしれません。
ですが、株式会社ノースサンド側は働く側に「弊社で働くメリット」を何も伝えていないのです。
レンタルオフィスと間違えられるほどの素敵なオフィス♡ってことしか伝わりませんでした。
「働く側」についてはこだわるのに、労働者が「雇用側」にこだわりを見せると「働きたくない」と言われる。
それって、どうなんでしょう? わたしは「なし」だと思います。
最終的に、「個人の意見」で片付けていましたが、社名も個人名も出した上での発言なので、非常に残念ですよね。
企業にありがちな考え
企業に勤めたことがある人は、わかると思いますが意外に企業側に多い考えだと言えます。
最近は、コロナ関連で辛い思いをしている人もいるのではないでしょうか?
例えば、
- 給料が少なくなって生活が大変
- 離婚をしたから今の仕事では生活ができない
- 子供の幼稚園や学校が休園・休校になって休みを申請したら嫌な顔をされた
- 家庭の時間を大事にするために土日休みの仕事を探したいけどなかなかない
今は、女性が自立をしてバリバリ働く時代です。
しかし現在も結局子育ての大半は母親が担っているのではないでしょうか。
シングルマザーも増えている今、給与や待遇にこだわり生活水準も自分の時間も大事にしたい、そう思うのは何も不思議なことじゃありません。
若い世代も安定した仕事を求めるのは、当然です。
逆に今どき「自分を進化させるためにはお金なんかいらない」と思う若者がどれだけいるのでしょうか。
だけど企業側はずっと「働かせてあげてるんだからつべこべ言わず働けよ」が根底にあると思います。
会社によって違う、ということはわかってますがわたしが知っている限りそういう感覚の企業はとても多かったです。
休みの申請が出しにくい、言いやすい人にだけ文句を言って同じことでも別の人には言わない、仕事は増えるけれど給与は上がらない……など、ブラック企業とまで行かずともグレー企業って結構あるのではないかなぁ。
働く側の想い
働く側の場合、モチベーションの高い低いによって仕事への姿勢や結果が変わってきます。
もちろん、本人が持つ能力も関わってはきますが、どんなに素晴らしい能力を持った人でもモチベーションが低下することによって、仕事の効率は下がるのです。
効率が下がれば、本来なら10の仕事ができても3や5くらいまでしか発揮できないかもしれません。
モチベーションって、どう維持するのか?
といえば、単純に「給与」と「待遇」の良さによるわけです。
どれだけ辛い仕事でもきちんと仕事に応じた「給与」をくれたら給料日には「また仕事頑張ろう」と思えます。
どれだけ仕事中は忙しくて目が回りそうでも、休みの日に上司から連絡が来ない、子育て世代への制度、新入社員への制度などがしっかりしていれば、そこまで文句はないでしょう。
企業は「より良い人材」を求める傾向がありますが、勤める側は「良い人材に育てるのが企業の務め」と思っています。
最初っから育てる気もなく良い人材を手に入れたければ、それだけの給与と待遇を用意するのは当然のことですし、育てる気持ちがあるのならしっかりと頑張りたいと思える給与と待遇を用意すべきなのです。
給与と待遇は、働く上で切っても切れない部分なので「そういうことにこだわる人とは働けない」と思うような人が人事担当者なら、求職者へ「弊社は魅力がない会社です」と言っているのと同じでしょう。
企業側と働く側にある、働くことへの感覚の相違を埋められない限り「働いて良かった」と思える企業に出会うのは難しいんです。
ライターの場合
webライターの場合、企業勤めと違ってモチベーションの維持は自分次第です。
webライターもモチベーションが非常に重要になっていて、低いとどうしても記事を書くスピードが低下します。
わたしは特にその傾向が強く、普段1万文字程度1日に書けていても、モチベーションが低下していると2,000文字しか書けません。
ただ企業勤めと違うことは「自分のペースで機嫌を取れる」のです。
キッチリ決まっているわけではありませんが、「ちょっと今無理!」と思えば手を止めて横になったっていいわけです。
コーヒーを飲んでぼんやりしても、上司から注意されるわけでもありません。
あくまで「納期を守り、良い記事を書くこと」がライターの務めだからです。
結果的に自分の働き方や、モチベーションの維持ができるのかでその時々の給与が変わってくるので、自分次第なところがあります。
クライアント様との関わりだけで、記事作成をしている間は誰と話すこともありませんし、コミュニケーションを取らずに済むでしょう。
わたしはライターをしていて1番メリットに感じているのは、その点です。
誰に気を使うわけでもなく自宅で仕事ができます。
嫌な上司もいなければ、嫌味なことを言ってくる人もいないのです。
時々、困惑するクライアントに出会うこともありますが、もう二度と仕事しなければいいのです。
企業は「働かせてあげている」と思っていますが、ライターは自分主体で仕事を選ぶことができます。
だからこそ、非常にやりがいがある仕事だと思うのです。
ライティング業務はこの先の新しい道
いま、いろんな人が「働き方」について悩んでいます。
コロナ禍が続く今、リモート勤務ができない会社、補償をしてくれない会社、仕事は増えても給与が増えない会社、入社の時からどんどん待遇が悪くなる会社、さまざまあるでしょう。
コロナ禍じゃなければ不満はなかったけど、非常事態で会社の本質が見えて嫌な気持ちになっている人はたくさんいます。
特に中小企業に勤めている人の多くは、実感していますよね。
通勤する時間の負担、コロナへのリスクに対する不安など、いろんな感情が入り乱れる中、仕事のストレスも抱えてしまうのです。
仕事って、結局誰のためにするのか?
自分のため
それしかありません。
自分の生活を豊かにし、経験を積める。
仕事は会社のために働くのではありません。
だけど、働かせてあげている・働かせてもらっているという感覚から「会社のため」という感情が出てきます。
もちろん、サービス業などは「お客様の笑顔が喜び」と思っている人もたくさんいるでしょう。
ただそういった感情も企業から植え付けられるのではなくて、自身の想いがそうさせているのです。
働くことを決めるのは「自分」だと思ってください。
ライティングは自分の気持ちを表現できる
ライティング業務の大きな魅力は、ある程度キーワードは決められていても、自分の経験や想いを文章にしてもOKという点です。
例えば、「おすすめの洗顔料」などの記事を書いた時に、実際に使ってみた感想を素直に伝えたらいいといえます。
本当におすすめしたい、とてもよかった!という文章は、人に共感をもたれやすく「使ってみたい」と思ってもらえるのです。
クライアントも読者にそう思ってほしいから、ライターに記事作成を依頼しているんです。
自分の気持ちを表現でき、さらに報酬ももらえるってすごく幸せなことじゃないですか?
初心者でも十分通用する
ライティング業務の案件を見ていると「初心者OK」「初心者優遇」などの文字をよく目にします。
本当に今まで文章を書いたことがないって人でも、ライティング業務はできちゃうのです。
文字数も100文字〜10,000文字以上までさまざまありますが、最初は少ない文字数からスタートして徐々に慣れていけばOKといえます。
クライアントもラフな文章を求めている場合が多く、専門的な知識や堅苦しい文章を求めている時は案件概要にきちんと記載をしているのです。
初心者だろうとチャレンジできる仕事として、ライティング業務はとってもおすすめだといえます。
自分や家族の時間を大事にできる
ライティングのように、在宅の仕事は自身で時間配分を決めることができるのも魅力です。
自営業と同じなので、1日どの時間をどれくらい仕事に費やせるのかということを自分で決められるため、急かさせることもなければ仕事へのストレスもそこまで強くないといえます。
自分や家族との時間をしっかり大事にできるのは、とても嬉しいですよね。
企業に勤めていると○時〜○時までの勤務、休みは土日もしくは平日の中でシフト制など、定めがあります。
入社した時と数年後の自分が同じ生活環境で生きているとも、言い切れません。
より自由に自分や家族を大切にするには、ライターなどの在宅が基本の仕事が向いているでしょう。
仕事に求めるものは人それぞれ
仕事は生きる上で欠かせない存在ですが、仕事や働き方によってはすごく自分を傷つけてしまうこともあります。
日本人の多くは悩みから目を背けたり、状況を変えようとすることを「逃げ」と思いがちです。
しかし、実際はそんなことはないといえます。
自分の人生を豊かにするため、仕事は大事でもそれ以上に自分のことも大切にしなくてはいけません。
いかに自分が笑って楽しく生きていけるよう、選択をすることはとても大事です。
企業勤めも良いですが、もっと自由なライティング業など在宅のお仕事へ視野を広げるのも魅力的でしょう。
コメント
[…] 前回の記事で「給与」にこだわる人とは一緒に働けない!とtweetして炎上している、とある会社の人事担当の方を取り上げました。 […]