Webライターの仕事をしているといろんなクライアントと出会うものです。
相性の良し悪しはそれぞれありますが、そもそも「こんなにレギュレーションが細かいとしんどい…」「言葉遣いが怖い…」など仕事をする気持ちが萎えてしまうクライアントもいます。
そこで今回は仕事を穏便に断る方法をご紹介するので、参考してみてください。
仕事を断りたくなるクライアントの特徴3つ
クラウドソーシング上では、数多くの案件募集がかけられています。
その際に、応募した案件のクライアントがどういうタイプなら「断りたい…」と思うのでしょうか。
ライターとの関係を築きにくいクライアントの特徴を伝えていきます。
言葉遣いがとにかく乱暴で上から目線
経験を積んでいれば別ですが、初心者ライターへの対応で非常に横柄な態度をとるクライアントがいます。
お金ももらえてライターの勉強もできるのだから、きちんと仕事をしてください。
初心者なので最初は0.1円スタートです。
などなど、募集要項とは違う文字単価を言ってくるクライアントもいるのです。
そのほか、「初心者だから〜」と何かにつけて経験が浅いライターに向けて上から目線の物言いをしてくるなど、最初から関係性を築きにくくしているクライアントもよくいます。
記事を納品後の修正なども「こんなこともできないんですか?」「マニュアル確認してないんですか?」「適当に書いてますか?」と、非常に失礼な物言いをしてくるクライアントも多いです。
経験が浅いのは変えようのない事実ですが、だからといって上から目線や横柄・乱暴な言い方をして良いことになりません。
本来なら、クライアントとライターは信頼関係を築けるようにお互い努力しなくてはいけないといえます。
ルールが100個以上!?細かすぎる規定に辟易
「この表記はひらがな、こっちの表記は漢字」など、1つ1つの文章の書き方にルールを設けているクライアントはかなり仕事がしにくいといえます。
クライアントなりの理由があって、ルールを細かに決めているのでしょうが、正直「そこまでこだわる必要ある?」と感じます。
さらにこういうタイプのクライアントは、あちらこちらにGoogleドキュメントorスプレッドシートにルールや注意事項を書き連ねている場合も多いです。
そのため、確認する事項が右往左往するため照らし合わせる時間がかなりかかり、手間ばかりがかかります。
ルールが多くなると、当然「漏れ」も発生しやすいので、修正が頻発する可能性が高いです。
正直、あまりにも細かいルールを設けているクライアントとは早めに離れるようにしてください。
最初の1回・2回は良いとしても、何度も継続して仕事をするとメンタル的に不安定になります。
Webライティングは、案外モチベーションが大事になるため、どうしても細かなルールが定められているとモチベーションを保つことができません。
無限に修正がやってくる
修正が多いクライアントの場合、最初の段階ではルールが定められていないことがほとんどです。
しかし、実際に記事を納品すると「そんなルールあった!?」と言いたくなるくらいの修正が返ってきます。
私が受けたびっくりした修正は、以下です。
- 見出しごとに表を作成してください。
- 箇条書きを○個ずつ
- ○行書いたら改行、1文は○文字
最初にマニュアルを渡していただけましたが、こうしたルールは一切記載がありませんでした。
修正をもらった時、クライアントからは「記事を書く上で当然だ」という趣旨の発言をされて、初心者の私は「そんなものなのか…」と対応したのです。
修正した記事を納品すると、再度全然知らないルールをかざしてきて、修正を依頼され、修正して納品してまた修正依頼が…という感じで「一体何回このやりとりするの!?」と気持ちが落ち込んだことを覚えています。
クライアントに仕事を断る方法
そもそも、一度引き受けた仕事を断ってもいいのか?と不安定に感じるかもしれません。
クライアント側からすると、対応が難しいと感じられながら記事を書いてもらっても、結局良い記事を書いてもらうことができないので、早い段階でNGならNGと言ってほしいのです。
一般的なクライアントは、仕事を断っても「わかりました」で受け入れてくれますが、中には「やる気がないなら応募するな」など、悲しい言葉を投げかけてくる人もいるので気持ちが不安定にならないように注意しましょう。
レギュレーションが細かすぎる場合が理由なら早く断る
初心者でも経験者でもレギュレーションが細かすぎると、非常に負担になります。
そのため、レギュレーションを確認してみて「ちょっと無理かも」「難しい」と感じた段階ですぐに断ってください。
言い方としては、「少しルールが複雑なので自分には難しいと思う」でOKです。
記事の作成をスタートさせる=レギュレーションに納得している、と思われるので早めのお断りが大事だといえます。
なぜなら、クライアントは自社で記事をアップする以外にも、クライアントが別に存在していて調整している場合とあるのです。
大元の発注者がいるのであればそちらの納期も関係していることから、途中で断ろうとしても「最後まできちんと対応してくださいと言われる可能性があります。
言いにくいかもしれませんが、勇気を出してはっきり言いましょう。
ルールにない修正が増える場合はOKする前に確認
一度納品した後、知らないルールが追加されて修正を依頼された場合、OKする前に必ずクライアントに確認をしてください。
「それってルールにないですよね?」
この一言があるかないかだけで、クライアントが今後「この人は何でもしてくれる」と思う思わないの判断にもなるので必ず聞くと良いです。
聞いた時に曖昧な返答、もしくは高圧的な態度を取ってくるようであれば「ルールにない修正を受けることはできません」とお断りを入れてください。
もしも、1回だけで済むなら…など、譲歩案を自身で持ち合わせている場合は断る前に提案してみてもいいでしょう。
ルールにない指示なのに、全く確認もしないまま受け入れるとクライアントはライターを大事にしなくなり、何でもかんでも押し付けようとしがちです。
十分に注意してください。
依頼が曖昧な時は徹底的にコミュニケーショをとる
トラブルに発展しやすいクライアントにかぎって、最初の依頼はキーワードのみを提出しその他はライターの自由のような雰囲気を出してきます。
しかし実際はいろんなルールが後付けでやってくる場合も多いので、最初から記事イメージのすり合わせを行なっておきましょう。
「何かレギュレーションがあればご教示ください」
その一言で、クライアントはしっかりと対応しなくてはいけないと感じますし、もしもここで曖昧な話をしてしまえば修正を出しにくくなるといえます。
「特に決まりはないのかな?」と自己判断して記事作成を進めていくと、思わぬ落とし穴にハマる可能性があるので注意してください。
徹底的にコミュニケーションをとっていくと、クライアントの抜け穴がわかるので「だめだ」と思えば、そこですぐに断るようにします。
断り方は単純に「その内容であれば難しい」こう言うだけでOKです。
仕事を断るのは悪くない!大事なのはタイミング
Webライティング初心者だから、と相性が悪いクライアントとの仕事を頑張る必要はありません。
合わない、自分には難しいと思えばすぐに断りを入れましょう。
断らずに日にちをかけた後に「やっぱり無理」と申し出ても、すでにスタートしているため「無理です」と言われる可能性もあります。
見切りは早くつけて、次の仕事に活かしましょう。
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